【2017年最新版】マンション売却は今!東京都周辺のマンションの売買動向総まとめ
「最近、都心のマンションがよく売れる」
そのような声を聞いたことはありませんか?
都心のマンションの売却を検討している方にとって、売却のタイミングは非常に重要です。
マンションを売るタイミング次第で、マンションの売却価格が数百万円も違ってくることもあります。
そこで、今回は、最近の首都圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)における中古マンションの売買の動向についてまとめました。
ここ10年間の首都圏における中古マンションの①成約数、②売却単価、③売却価格を確認していきます。
実際のデータをもとに、中古マンションの売却時期を検討していきましょう。
①首都圏(東京・埼玉・千葉・神奈川)の中古マンション成約数
首都圏とは、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県の1都3県のことを示します。
東日本不動産流通機構が公開しているデータを参考にすると、年々「首都圏の中古マンションの成約数」は増えています。
その傾向がわかるグラフです↓
出典…東日本不動産流通機構「首都圏不動産流通市場の動向(2016年度)」http://www.reins.or.jp/pdf/trend/sf/sf_2016.pdf
グラフから次のことがわかります。
- 2006年~2011年の首都圏の中古マンション成約数は「約3万件」で推移していた。
- 「2012年」から首都圏の中古マンションの成約数は伸び始めている。
- 2016年度の首都圏の中古マンションの成約数は「約3.7万件」となった。
つまり「最近の首都圏の中古マンションは、頻繁に売れている」ということがわかります。
②首都圏(東京・埼玉・千葉・神奈川)の中古マンション売却単価
同じく、首都圏における中古マンションの売却単価をグラフにしました。
このグラフは、首都圏における、中古マンション売却単価の1㎡あたりの「平均値」を示しています。
出典…東日本不動産流通機構「首都圏不動産流通市場の動向(2016年度)」http://www.reins.or.jp/pdf/trend/sf/sf_2016.pdf
このグラフから、
- 2006年~2012年の首都圏の中古マンションの売却単価は「40万円弱」で推移していた。
- 2013年から首都圏の中古マンションの売却単価は伸び始めている。
- 2016年度は、首都圏の中古マンションの売却単価は「50万円弱」となった。
つまり「最近の首都圏の中古マンションの売却単価は高くなっている」ということがわかります。
③首都圏(東京・埼玉・千葉・神奈川)の中古マンション売却価格
首都圏の中古マンション売却価格をグラフにしました。
このグラフは、首都圏における、中古マンション売却価格の「平均値」を示しています。
出典…東日本不動産流通機構「首都圏不動産流通市場の動向(2016年度)」http://www.reins.or.jp/pdf/trend/sf/sf_2016.pdf
このグラフから、
- 2006年~2012年の中古マンションの売却価格は「約2500万円」で推移していた。
- 2013年から、中古マンションの売却価格は伸び始めている。
- 2016年度の中古マンションの売却価格は「約3000万円」となった。
つまり「最近の首都圏の中古マンションの売却価格は高くなっている」ということがわかります。
「首都圏(東京・埼玉・千葉・神奈川)」の中古マンション売却の動向
首都圏(東京・埼玉・千葉・神奈川)における中古マンションの①成約数、②売却単価、③売却価格を確認しました。
2013年から現在まで、①成約数、②売却単価、③売却価格、全てが「増加傾向」にあります。
次に、首都圏内の「地域別」における、中古マンションの売買動向を確認します。
首都圏の中でも、中古マンション売却数や売却価格は地域によって違います。
地域で比較すると、どの程度の差があるのでしょうか。
①首都圏内の地域別の中古マンション成約数 (2016年度)
東京都は「多摩地区」と「都区部」、神奈川県は「横浜・川崎」と「それ以外」、埼玉県、千葉県の地域別のデータを見ていきます。
このグラフは、2016年度の中古マンション成約数の占める割合を示します。
出典…東日本不動産流通機構「首都圏不動産流通市場の動向(2016年度)」http://www.reins.or.jp/pdf/trend/sf/sf_2016.pdf
この円グラフから、
- 首都圏の中古マンションの成約数は、「東京都区部」が最も占める割合が大きい。
- 首都圏の中古マンションの成約数において「東京都区部」の占める割合は42%。
- 中古マンションの成約数は、半分以上が「東京都(都区部+多摩地区)」によるもの。
だということが分かります。
首都圏の中でも特に「東京の都区部」において、マンションの売買が頻繁に行われています。
地域別の中古マンション成約数前年比 (2016年度)
首都圏の地域別に、どれだけ中古マンションの「成約数」が増えているのか、対前年比を示します。
出典…東日本不動産流通機構「首都圏不動産流通市場の動向(2016年度)」http://www.reins.or.jp/pdf/trend/sf/sf_2016.pdf
棒グラフから、
- 首都圏の中古マンションの成約数は、「東京の都区部」が最も多い。
- 首都圏の中古マンションの成約数において「東京の都区部」の割合は12%弱。
- 「東京の都区部」に次いで、「埼玉県」や「神奈川県」の割合も多い。
ということがわかります。
「東京の都区部」は、首都圏の中でも、最も頻繁にマンション売買が行われています。
②地域別の中古マンション売却単価 (2016年度)
次に、中古マンションの「売却単価」についてです。
ここで示すデータは、1㎡あたりの中古マンション売却単価の平均値です。
出典…東日本不動産流通機構「首都圏不動産流通市場の動向(2016年度)」http://www.reins.or.jp/pdf/trend/sf/sf_2016.pdf
この棒グラフから、
- 「東京の都区部」の中古マンションの売却単価が最も高く、約70万円である。
- 「東京の都区部」の中古マンションの売却単価は、他の地域と比較すると約2倍の差がある。
ということが分かります。
「東京の都区部」は、特に「高い単価」で売買されています。
③地域別の中古マンション売却価格 (2016年度)
次に中古マンションの売却価格の平均値についてです。
出典…東日本不動産流通機構「首都圏不動産流通市場の動向(2016年度)」http://www.reins.or.jp/pdf/trend/sf/sf_2016.pdf
この棒グラフから、
- 「東京の都区部」の中古マンション売却価格が最も高く、約4000万円である。
- 「東京の都区部」に次いで、横浜川崎の中古マンション売却価格が高く、約3000万円である。
ということが分かります。
「東京の都区部」は、特に「高い価格」で売却されています。
首都圏の中でも「東京の都区部」の中古マンションが最も頻繁に売却されています。
「東京の都区部」の中古マンションの平均価格は約4000万円。首都圏全体の平均価格の約2倍です。
おわりに
今回は、最近の首都圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)における中古マンションの売買の動向についてまとめました。
首都圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)における中古マンションの①成約数、②売却単価、③売却価格は、全て増加傾向にあります。
特に「東京の都区部」の中古マンションは、最も頻繁に売買されています。
「東京の都区部」の中古マンションは、平均値「約4000万円」という高い価格で売却されています。
成約数、売却単価、売却価格の増加傾向は、いつまで続くのかわかりません。
2017年の3月から、融資条件を引き締めている金融機関もあります。
都心マンションと言えども、融資条件引き締めの傾向が一層強くなるようであれば、成約数の減少や、売却価格の値下がりが起こることもあります。
そのため、都心の中古マンションの売却を検討しているのであれば、今は絶好のチャンスと言えるでしょう。
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