中古マンション売却戦略!内覧希望者の「買いたい!」を引き出す準備のコツ

 
中古マンション売却戦略!内覧希望者の「買いたい!」を引き出す準備のコツ

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あなたの元に、担当の営業マンから、「マンション購入希望者が内覧を希望しています」という連絡が来ました。

 

おめでとうございます。

 

すごく嬉しいお知らせですね。

 

内覧の準備は、中古マンションの売買契約を成立させるために、とても重要です。

 

今回は、内覧者の「買いたい!」を引き出す内覧の対応のポイントについて、まとめました。

  • 中古マンション内覧の4つの事前準備のポイント

 

  • 中古マンション内覧の3つの当日対策のポイント

について、紹介しています。

 

せっかくの内覧の機会を無駄にしないように、事前に準備を行い、ベストな状態で対応しましょう。

 

中古マンション内覧までの「事前準備」編


まずは、内覧日までの「事前準備」についてです。

 

「事前準備」には、4つのポイントがあります。

 

1. 売る目的を明確にしておこう

 

内覧希望者が最も気になっているのは、あなたの売却目的です。

 

内覧者は、

  • 「何かトラブルがあったのではないか」
  • 「実は欠陥があるのではないか」

と不安を感じているのです。

 

あなたが、自分のマンションを売却する理由を明確にしておき、内覧希望者に胸を張って説明できるようにしておきましょう。

 

たとえば、

  • 「仕事の都合でどうしても転勤をしなければならなくて…」

 

  • 「来年、子供が増える予定で、部屋数が足りなくなるから…」

 

  • 「妻の出産の都合で、実家に帰ることになったから…」

など、正当な理由をちゃんと明確にしておきましょう。

 

 

2. 物件の資料を用意しておこう

 

担当の営業マンに、すでに物件の詳細を渡しているかもしれません。

 

ですが、念のため、自分でも把握しておくために、物件の資料を準備しておきましょう。

  • 間取り

 

  • 最寄駅からの距離

 

  • 敷地面積

 

  • 管理費

をはじめ、場合によっては、

  • 修繕計画書

 

  • 組合の管理実績

などの情報も必要になるかもしれません。

 

できる範囲で構わないので、資料を事前に準備しておきましょう。

 

いざ内覧希望者に「資料を見せてほしい」と言われたときに、資料をパッと出せると、内覧希望者との信頼関係を築くことができます。

 

一度、物件の資料を準備さえしてしまえば、次の内覧希望者にも、使いまわしができます。

 

そのため「初回」の内覧希望時に、準備しておくことをおススメします。

 

 

3. 自分がマンションを買ったときの気持ちを思い出そう

 

数年前、なぜあなたは、今の物件を購入したのですか。

  • 勤務先が近い

 

  • コンビニが近い

 

  • 駅が近い

 

  • 結婚をした

 

  • 子供ができた

 

  • 治安がいい

 

  • 場所の割に安い
あなたは、その物件の良さに納得して、購入したはずです。

 

その時のことを思い出してください。

 

内覧希望者も、あなたと同じような理由で、その物件を探しています。

 

昔あなたが購入した理由が、そのまま、内覧希望者への「最高のアピール内容」になります。

 

自分の物件の良さを、もう一度、整理しておきましょう。

 

内覧時に、希望者との会話の状況に応じて、そのメリットをさりげなくお伝えすることが、契約成約率を上げることに繋がります。

 

 

4. ハウスクリーニングを検討しよう

 

基本的には、業者に依頼する「ハウスクリーニング」は不要です。

 

普段の生活に掃除を取り入れている方は、この箇所は読み飛ばしてください。

 

ですが、普段の生活で、掃除をあまりしてこなかった人は、要注意です。

 

特に水回りの汚れがひどい場合は「ハウスクリーニング」を検討しましょう。

  • キッチンのサビがひどい

 

  • キッチンの換気扇の油汚れがひどい

 

  • キッチンの水道管から嫌な臭いがする

 

  • トイレが見るからに汚い

 

  • お風呂のサビが取れない

などの場合は、プロの業者にお任せする方が、早く確実にきれいになります。

 

インターネットで依頼すれば「5万円以下」で、キッチン、トイレ、お風呂のセットで依頼可能です。

 

あなたも、次の引越しの準備やマンション売却のための準備で、特に忙しい時期です。

 

必要に応じて、プロに依頼してしまいましょう。

 

 

中古マンション内覧の「当日」編


ついに、内覧日を迎えました。

 

ここでは内覧の当日の対応について、必ず押さえておきたい3つのポイントについてご説明します。

1. 玄関

 

玄関は「第一印象」にあたる最も大事な場所です。

 

絶対に不快感を与えてはいけません。

 

次のチェックポイントは必ず確認してください。

  • スリッパを用意してあるか (できれば封の閉じた新品)

 

  • 匂いは大丈夫か (香水は苦手な人もいるのでダメ、洒落たコップに入れたコーヒーの豆がおススメ)

 

  • 靴の整理整頓はオッケーか

内覧は、「第一印象」で全てが決まってしまいます。

 

玄関での失態は、契約成功率を引き下げるでしょう。

 

 

2. 室内

 

次に、室内です。

 

次のチェックポイントは必ず確認してください。

  • 部屋は明るいか (場合に応じて、電気の取り換え)

 

  • 中には、クローゼットを見たい人がいるので、開けられても大丈夫な状態にしておく。

 

  • 髪の毛やペットの毛は落ちていないか (不潔なイメージを与えない)
内覧希望者は、内覧で、「普段どのような生活ができるのか」を想像します。

 

室内は、明るく清潔な印象にしておきましょう。

 

 

3. お見送り

 

最後に、お見送りです。

 

約30分の内覧が終わりました。

 

迎える側も、見学側も、不慣れな環境で想像以上に疲れましたよね。

 

ですが、売却側にとっては、ここでの油断も禁物です。

 

最後に、とっておきのテクニックを使いましょう。

 

それは、内覧者への「お土産」です。

 

お土産と言っても、立派なお土産ではなく、さりげないお土産でオッケーです。

 

おススメは「一袋のチョコの詰め合わせ」です。

 

「カントリーマーム」「ミルクチョコ」「アルフォート」などの、チョコレートお菓子を数個、袋に入れて内覧希望者にプレゼントします。

 

「お疲れでしょうから、チョコで頭を休めてくださいね」

 

と、さりげなく内覧希望者が帰る間際に渡します。

 

そのような気遣いを見せることで、

  • 値下げ交渉の確率が下がる

 

  • 売買契約の成約率が上がる

ことが期待できます。

 

 

内覧に力を入れても、マンションを売却できない場合


これだけ至れり尽くせりの内覧を実施しても、契約に進まない場合もあります。

 

その場合は、キッパリと気持ちを切り替え、次の内覧希望者が現れるまで待ちましょう。

 

一度、内覧に対応してしまえば、要領を掴めます。

 

2回目以降の内覧準備の負担は減ることでしょう。

 

中には「悪質な値下げ」をしてくる人も現れるかもしれませんが、その場合は、はっきりと「No!!」と断りましょう。

 

関連記事【マンション売却の3つのコツ!相場より高く売るための超実践的手法とは?

 

根気よく内覧の対応を続けていけば、売買契約へと進むことができるでしょう。

 

 

まとめ

 

いかがでしたか。

 

実践的な内覧の対応方法について、紹介しました。

 

せっかくの内覧希望者を無駄に終わらせないように、ここで示した4つの事前準備のポイントと、3つの当日対策のポイントを実践してみてください。

 

少しの努力で最大の効果を得ることができるでしょう。

 

 

 

 

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